現代齒手帖

山西歯科院長 永田のブログです。歯や口腔の健康などつれづれに。医院のhpはhttp://www.yamanishi-shika.com

歯科金属とアレルギー

#歯科金属#アレルギー#パラジウム#金属アレルギー

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歯科のかぶせ物の保険治療で使用する金属は

12%金銀パラジウム合金

と決まっております。

 

成分は金12%、パラジウム12%、

銀50%前後、銅20%前後、その他インジウムなど数%

が含まれています。

 

比較的安定している物質であるパラジウムですが、
10年くらい前にドイツ保健省が
「乳幼児、妊婦に銅を含有するパラジウム合金と、
水銀・銀アマルガム合金を使用しない」
という勧告をしたそうです。

 

ここだけ見ると、パラジウムこえーとなりがちですが、

どうもアレルギーを起こしやすい、という理由のようです。

 

銀合金は腐食しやすいため安定しているパラジウムで補っているわけですが、

パラジウムはリンパ球幼若化テストという金属アレルギー検査で半数の人に

アレルギー反応があったそうな。

 

今回のポイントはここです!

 

「保険のパラジウムって金属はやべーから外したほうがいいよ!

   先進国のドイツとか北欧(ここも健康意識くすぐるポイント)じゃ

    危ないから使ってないっていうしー」

 

っていうアオリは間に受けないで!

アレルギーじゃない人は大丈夫じゃないの?

発ガン性については証明されてないので話題にしません。

 

歯科金属の代表的なアレルギー症状はこちら

f:id:kikubill:20170928114518j:image日本皮膚科学会hpより

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)です。

 

海外での報告は少ないのですが、日本では歯科金属(パラジウムなど)に対するアレルギーが引き金となり掌蹠膿疱症が発症した事例が報告されています。病巣感染がないのに治りにくい場合や、金属アレルギーが疑われる場合は、パッチテスト(疑われる金属を実際に皮膚に貼り皮膚反応があるかどうか調べる検査)を受けて下さい。もし、陽性であれば、歯科の先生に相談し、陽性を示した金属が歯科金属に含まれるかどうか調べた上で、歯科金属の交換を考慮します。

日本皮膚科学会hpより

 

学生時代授業で習って

フーンそんなのあんのねー

くらいに思っていて、患者さんでも見たことなかったのですが、

一例だけ経験しました!

 

私の父です!

 

まれな症例がこんな身近に、、、写真撮っとけば良かった、、、

 

父も歯科医で、

生前歯が欠けて保険のインレー(部分的な銀歯)を私が入れたのですが、

3日くらいしたから

「おーい、インレーはずしてー、アレルギーやわー」

と言いながらホレ、と手のひらを見せられました。

ブッツブツでした。

 

私の父は以前友人である小児科医に

「典型的なアレルギー顔」

と称されたほどです。

私が知る限りではタケノコとペニシリンのアレルギーはありました。

こんな稀なもんに当たるなんて、

さすが典型的アレルギー顔!と思いながら外してハイブリッドインレーにいたしました。

 

歯科金属に限らずアレルギー症状は多彩ですので、

疑わしい場合は除去をお勧めしますが、

歯科金属が電磁波をキャッチして頭痛が!めまいが!は

ちょっと私の手には負えない系統です。

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(これ系とあまり関わりたくないので

某歯科医院ホームページの写真そのまま使うわけにいかないため、

自分で写真を再現しました。)

こんな風にして歯科金属に電磁波が集まるのをふせいで、

肩コリなどが治ったら歯科金属が原因!

だそうです。

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↑ワルノリ

 

 暑い!息苦しい!キシャキシャする!

 

 

 

興味のあるかたは

「歯科金属 電磁波」

でググって受診してください。

 

ちなみにパラジウムですが、レアメタルに属するもので、

最大の産出国だったロシアでの産出量が激減していて

高騰してきています。

こういう事情もあり、メタルフリーは世界的な流れに

なってきつつあるのだと思います。

 

ドイツではパラジウム禁止だったら何使ってんの?

と思ったら、かぶせもの自体が保険適応から 外れて

ほぼ自費治療だそうです。

自費でゴールドやセラミック。

 

そりゃパラジウム使わないですみますなぁ

 

 

山西歯科

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