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現代齒手帖

山西歯科院長 永田のブログです。歯や口腔の健康などつれづれに。医院のhpはhttp://www.yamanishi-shika.com

ネット・メールでの予約、お問い合わせができるようになりました!

ホームページを一新いたしました。

検索に上がってくるのは最長半年ほどかかるらしいので、ホームページへは直接

 http://www.yamanishi-shika.com/

で、どうぞ!ホームページ上でネット予約可能です。

 

E-parkでのご予約は原則初診の方のみとなっています。

しかしネット予約は便利ですので久しぶりの方もよかですよ!(お急ぎでなければ)

ただ、システム上 直接電話、メール、ホームページの方が早く確実です。


予約・お問い合わせ専用メールアドレス : yamanishi.dc@gmail.com

医院ページ http://www.yamanishi-shika.com/

春ですね。花粉の季節です。

私はシラカバとヒノキ、特にシラカバがひどいです。

皆様、ご自愛千万。

夜間授乳と虫歯、その対策(我が家の)

哺乳うしょくをご存知ですか?

 

 離乳時期を過ぎても(2歳以降くらいでしょうか)長期にわたって就寝時に母乳を与える、または人工乳や糖質を含む飲料を哺乳ビンに入れて飲ませているとおこりやすい乳幼児にみられる重症うしょくです。

 

 大阪大学小児歯科学教室の行った研究報告(http://web.dent.osakau.ac.jp/~pedo/research/researchcontent/01.html)によると、

 平成20年に大阪府吹田市保健センターが実施した1歳6か月児歯科健康診査を受診した2506人から、

 


         f:id:kikubill:20170130104008j:image  

  うしょくがある子ども117人のうち哺乳うしょくは18人

         f:id:kikubill:20170130092531j:image

    少なっ!と思われるかもしれませんが、私自身5回くらい1歳半検診に出務していますが、このくらいの月齢で虫歯を見たことあったかなーどうだったかなーというレベルです。上記の表によると母乳摂取とむら食いがハイリスクであるという結果だったようです。

 

 歯科医師の常識から言うと、「口の中に食べ物、飲み物が長時間又は頻回にあることがハイリスク」ですから「間食の時間が不規則」や「間食の回数(3回以上)」よりも「母乳摂取」が上位であることに私はいささか驚きました。

 

「この哺乳う蝕の特徴は、スクロースだけではなく酸産生の基質となるあらゆる糖質を含む甘味飲料を飲ませながら寝かせるという習慣によって引き起こされるということである。就寝時には唾液分泌が減少するため、摂取された母乳や甘味飲料はそのまま口腔内に停留することになり、口腔細菌により代謝され、産生された酸が口腔内を覆うことになる。最初は産生された酸に最も近接する上顎乳切歯の口蓋側面がう蝕に侵され、次第に萌出しているすべての乳歯が侵される」(上記hpより引用)

 

  要するに夜間授乳、俗に言う添い乳が原因であるということです。

我が子が夜中ギャーンと泣く。どんどん高まるボルテージ。泣いてー泣いてー泣き疲れて眠るまでー、、、って寝ないし!集合住宅なので隣近所に迷惑、、、これで泣き止むならどうぞっ!と差し出してしまいますよね。この習慣が離乳期以降も続くことが虫歯になりやすい環境を作ります。哺乳う蝕はまず上の前歯の裏側からなりやすく、下の前歯はなりにくいです。これは哺乳時の舌の動きによるもので、哺乳時 上の前歯の裏と上顎の間に母乳やミルクが出るようにくわえ、この時舌は下の歯をカバーするような位置にあるためです。

 

上の歯はなりやすく、下の歯はなりにくい。

歯はだいたい下の前歯からはえてくる。

 

 じゃ、上の歯はえてくるまでに夜間断乳すればいいじゃーん と余裕をかましていたら、我が子の上の歯が生後7か月ではえてきてしまいました。離乳完了はだいたい一歳6ヶ月。この間をどう乗りきるか。歯医者として我が子が哺乳うしょくだったら、今まで患者さんに口酸っぱくしていたブラッシング指導なんて説得力なくなっちゃうし、一歳6ヶ月歯科健診でばれて「あの人歯医者なのに自分の子どもの歯もみがいてないのークスクス」って後ろ指さされる!

 しかし泣く子と地頭には勝てぬの諺にあるように、夜中フルスロットルで泣いてる赤子に対して授乳以外他の解決策を持っていない私。

育児書にはお茶やお水を飲ませてみてとか書いてあるので試してみても「なんじゃーこりゃー!」と払いのけられる。かといって真夜中に歯ブラシ取りに行って歯を磨く元気がこっちにはない。

確実に泣くし。ムムム

 

そこで考えついたのが「前歯の裏を拭く」です。

枕の下にガーゼを忍ばせておいて、むこうが満足して「スヤァ、、、」となりかけた隙をついて人差し指に巻き付けたガーゼで 上の前歯の裏をぐいっと拭く。我が家はこの方法で泣かれたことはありませんでした。夜中の授乳後ほっとくよりはなんぼかマシ、という程度かもしれませんが。夜間断乳が難しくお悩みの皆さん、よかったらお試しください。

 

 ところで前から疑問だったのですが「添い乳」はなんと読むのが正解なのでしょう?ニュウかチチかわからず発音しないまま我が子の卒乳(この場合はニュウですよね?)を迎えたので判然としないままです。

 

高槻市 山西歯科

http://www.yamanishi-shika.com

 

アマルガムは無機水銀です!(水俣病は有機水銀)

「歯科で使うアマルガムは50%が水銀です。水俣病は水銀中毒が原因の病気です。」

という記事をネット上で見かけました。

 

 歯科で使うアマルガム合金は銀、銅、スズなどの粉末と水銀を混ぜ合わせたもので、硬化したアマルガムの水銀量は3%以下です。そしてアマルガムの水銀は無機水銀で、水俣病の原因となった水銀は有機水銀メチル水銀)です。

 

 アマルガムはおそらくここ30年はほとんど使われていない歯科修復材料で、当院においても過去一度も、また今後も使うことはない材料です。

その理由は  「見た目悪いし(銀色)、黒くなるし、コンポジットレジン充填(以下CR)で十分キレイに治せるから」 です。アマルガムは削った穴にギュウギュウと詰めてあるだけなので歯質とはひっついていません。CRは歯面処理をしますので歯と接着します。ひっついていない=アマルガムと歯の間に段差がある=虫歯になりやすい のです。

 

 現在、世界的にアマルガムが使われなくなってきた理由は

 ①CRの物性の向上(硬くて丈夫になった)、接着技術の向上によりアマルガムが必要なくなってきた

②保管や廃棄の際の環境汚染への配慮から世界的に水銀廃棄の流れ(去年くらいに家庭の水銀体温計を薬局に持ち寄って一括廃棄しようという呼びかけもありましたね)

です。ただ、アマルガムは非常に安価なため国民皆保険ではないアメリカではまだ現役の治療です。

 

 ネット記事によると「無機水銀も細菌に分解されて有機水銀になる」とありました。

しかし口腔内のアマルガムが口腔内細菌または腸内細菌に分解されて有機水銀になったと証明された事例は未だありません。

 

 当院では患者さんの口の中にアマルガムが入っているだけで、すわ!除去しましょう!とは言いません。二次う蝕(治療後にさらにできた虫歯)になっておらず、よくプラークコントロールされていて、今後の虫歯のリスクが低く、機能的に問題なく、ご本人が気にされていないアマルガムはあえて指摘しません。なんかこう、ジワジワ〜っと毒素が出て体内に吸収されてビョーキになっちゃうよ、という根拠の無いことは言いませんし いたしません。

 

 もちろんどんな金属でも金属アレルギーを起こす可能性はありますし、患者さんご自身が気になるから変えたい、というご要望はもっともだと思いますし、現代ではアマルガムに頼らない治療法がいくらでもありますからそっちに変えちゃえばいいと思います。しかし、あなたの口の中のアマルガムは怖いよ!すぐ外さなきゃ!という人の恐怖心を煽るような物言いはどうかと思います。

 

高槻市 山西歯科

http://www.yamanishi-shika.com

 

歯ぐきの腫れと塩

「歯ぐきの炎症に塩が効く!」「塩で歯ぐきを引き締める!」

というのをネットや薬局でたびたび目にします。

 

塩で歯肉炎、歯周炎は治りませんよ!

 

塩で歯ぐきが引き締まる、は嘘ではありません。浸透圧で歯肉の水分が外に出て行くので 腫れぼったい感じが引くことはあると思います。ナメクジに塩をかけるとシワシワになるアレです。

確かに腫れ自体は少し引くかもしれませんが、炎症の原因の多くが歯周病菌ですので、原因に対する治療をしなくては「治る」とは言えません。だからうたい文句が「効く」とか「効果がスゴイ!」なんでしょうね。

 

「粗塩で3日磨いたらみるみるスッキリ!」

多くの急性炎症は3日目くらいがピークでその後はだんだん落ち着きます、塩なしで。

そして多くの健康サイトで見かけるのが「塩の抗菌効果」です。

炎症の原因菌が塩で脱水されて死んでしまう、ということですが、炎症を起こす菌は塩やうがいした塩水が届くような表層にはいません。あまり塩に頼らず腫れたらかかりつけ、またはお近くの歯科医院にかかってください。歯ぐきが腫れるというのは体からのサインです。歯ぐきの中に歯石がついて腫れたり、歯が割れかかっている、はぎしりで特定の歯に過大な力がかかって腫れている、こういった場合は原因に対する治療が必要です。シオでなおった!ヨーシ!ではいけません。

 

さっき塩磨きをしてみました。

しょっぱいです!

私は最近血圧が気になるのでもうやめておきます。

でも、どうしてこういう場合普通の塩より粗塩のほうが効果ありそうに見えるんでしょうね。

ツブツブ、ジャリジャリが効いてる!感でしょうか。

健康法としては個人の好みであると思いますが、歯周病の治療のためには効果は期待できないと私は思います。

 

 高槻市 山西歯科

http://www.yamanishi-shika.com

ブログタイトル

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⬆︎からいただきました。

 

10年ほど前に父と奈良を訪れた時に古本屋で300円で買い求めたものです。

さほど詩に興味があったわけではないのですが、手頃な値段であることと、薄いので帰りの電車で読みやすそう くらいの理由で選びました。が、その薄さに似合わずタブーなんぞこうだ!と言わんばかりのアグレッシブな詩での表現に昭和40年代のアツさを感じ、本棚の一番いい場所に置いて時々読み返しては「はーよくわからんがスゴイ!」と戻していました。

 

今回ブログタイトルを決めるにあたってこの雑誌がうかび、一文字変えて「現代齒手帖」といたしました。情緒に乏しいので詩的には語れませんが、歯的に語っていく所存です。よろしくお付き合い下さい。

はじめまして

高槻市芥川町にある山西歯科の院長 永田です。

父が平成6年に開院して22年を迎えました。

今回ホームページをリニューアルするにあたり、いっちょオラもブログしてみんべ!と産後のさらに重くなった腰を上げた次第です。

ブログテーマはさほどしっかり決めていませんが、やはり歯のこと、口の中の健康のこと、予防についてみなさんに知ってほしいこと、を中心に書いていこうと思います。